【断念】INC February(ムーンシリーズ)使用構築
時は2月。
テスト直後。
世はポケカ。
合宿とその後の1週間を丸々破壊したインフルエンザ。
完成しない構築。
揃わない個体。
直前になってまるで勝てなくなるSD。
今回はもう始まる前から最悪。
ムーンシリーズへのモチベは地に落ち、個体を借りるなり新規育成するなりで既存の並びを再現するだけで精一杯でした。
それでもやるだけのことはやろうと頑張ってみました。
今回から結果はどうであれ自分が構築を組むにあたって考えたことをなるべく細かく書いていこうと思います。構築力が上がるのではという意図がある他、せっかく組んだ構築なんだから供養しようというのもあります。
結果がゴミな割に2ROM分長々と書いてあるので気に入らない方はブラウザバックお願いします。
以下常体
結果報告
メインロム(TN アナスタシア)
最高:1647(最終日)
最終:1597
18試合消化、13勝5敗
サブロム(TN Mio☆Honda)
最高:1646(初日)
最終:1610(2日目)
19試合消化、14勝5敗
どちらも連敗にメンタルを持っていかれてやめてしまいました。メインに至っては3回連続でルナオーガに負けてしまい、対策や立ち回りの甘さを突きつけられ自己嫌悪に陥りました。
使用構築
サブ→メインの順で組んだのでこの通りに紹介します。
以下、常体。
サブロム使用
構築経緯
・結局自らの手で構築を生み出すことはできなかったので、理解度の高い既存の構築を使おうということで初期に研究していたラテンを選択。
・猫リレーしながらジオコンを積み、猫要因を切りルナアーラ氏に出しからの自己暗示で並べるのがコンセプトということまでわかっていたので、並びをまずそのまま模倣。
・ルナアーラは本ルールにおいて専用Z技という強力な持ち物を与えられており、このルールならではの強さを発揮すると見て使用を決定。
・しかし、ゼルドールナガエンで選出が基本的に完成しており、クロバットの選出が著しく低く感じたため、ルナアーラの通りを悪くするイベルタルや、ゼルネアスを通りづらくするホウオウに対して強力な打点としてカプ・コケコを選択。
・この構築を組んだ後、海外の大会でコケコとドクロッグの枠がアマージョとツンデツンデになった構築が上位に複数存在していたことが目に留まったが、試したところでツンデツンデの用意が間に合わないのでこのまま使うことにした。
個別解説
特性:ファントムガード
213(4)-×-109-189(252)-127-163(252+)
H:奇数
C:ルナアーラZの負荷を上げるべく振り切り
S:ミラーで同速勝負が仕掛けられなくなるのはディスアドが大きいため最速
-まもる
→ファントムガード管理のため、狙われるため
-じこあんじ
→味方のジオコンをコピーすることが構築コンセプトであるため。
→Z技用、命中威力安定の一致技。ルナアーラの採用理由。
構築のメイン。
ゼルネアスを立ててから自己暗示をし、ジオコンを積んだ伝説を2対並べて絶望させることがコンセプト。初日はちゃんとしたパーティ相手にもかなり決まった。
INC本番が久々の使用だったが、ルナアーラZの崩し性能にはやはり目を見張るものがあったので、先にゼルネアスを立てるより補助しつつルナアーラで崩した後に半壊した相手の前でジオコンを積む方がよかった。また、最速なのでゼルネを通しにくい相手のルナアーラに対して同速を仕掛けた方がよかったのではないかという反省点もあった。勝ち試合もルナアーラ前の方が多かった。
テキサスに対し選出してしまい完全に腐ったことがあったので、禁伝とはいえ脳死で出していいポケモンではない。
ゼルネアス@パワフルハーブ
特性:フェアリーオーラ
201-×-115-177(204)-125(52)-166(252+)
H:奇数
C:残り
D:222カイオーガの雨下ダブルダメ潮吹き確定耐え
S:補助込みで積むため最速
-まもる
→あり得ん狙われるため、積みターン調整のため
-ジオコントロール
→ゼルネアスの採用理由。パワフルハーブ必須。
→積んだ後の全体技の負荷がとても大きいため。
→ワイドガード持ちの前で腐るのを防ぐため。
構築の大本命。勝ち筋をこのポケモンに依存していると言っても過言ではないと思う。
前に出して介護しつつさっさとジオコンを押すことを意識しすぎていたのが、メタに引っかかって簡単に崩されることが多かった。一番扱い慣れた伝説だと思っていたがそんなことはなかった。
ガオガエン@ピンチベリー
特性:威嚇
196(204)-135-110-90(0-)-154(236+)-89(68)
H:4n
D:11n 183↑↑ゼルネアスのムーンフォース乱数12.5%落ち
S:追い風下最速109族抜き
→ガオガエンの採用理由。ゼルネアスが積む隙を作るため。
-とんぼがえり
→ガオガエンの採用理由。ルナアーラ等伝説の無償降臨やコケコ、ドクロッグとのサイクルを回すため。
-バークアウト
→ガオガエンの採用理由。ルナアーラ、ゼルネアスに対しストッパーとなるため。
→ガオガエンの採用理由。草枠、主にフェアリー半減の草鋼に対する打点。
猫リレーの要。基本的に猫ループを狙って猫蜻蛉を押すが、ルナアーラミラーでは居座ってバークアウトを連打するゲームをしていた。
Sはサン終了後に教わったラインをそのまま使用し、ガオガエンに対しても余裕の顔して猫だましを押していた。
ガオガエンの採用理由ははっきりさせないとダメだと思っていたが、上記のように「採用理由はガオガエンだから」と言われる理由がわかった。
特性:ムラっけ
162(252)-×-55-×-66(4)-139(252+)
H:ムラっけで変動しないためここに振り切り
S:上から催眠技を打ちたいため最速
→ドーブルの採用理由。ゼルネアスの積む隙を作る。
→ドーブルの採用理由。ゼルネアスの積む隙を作る他、ルナアーラ同士のミラーで縛りを解除する。
→ドーブル自体の採用理由には至らない選択枠。カイオーガ、グラードンの前で強気に動けるようにする。
-あくまのキッス
→「キノコのほうし」と選択枠。ムラっけ採用のため命中UPの可能性もあること踏まえ、草タイプ、防塵ゴーグル持ちに通るこちらを選択。
猫リレー枠。このポケモンがいるだけで伝説がかなり動きやすくなる。
あくまのキッス採用のため命中アップを期待していたが逆に下がることが多く、自覚は微妙だった。
特性:かんそうはだ
177(148)-154(108+)-85-×-117(252)-105
H:8n+1(かんそうはだ効率最大)
A:11n
D:振り切り、194トルネロス化のぼうふう確定耐え、147カプ・コケコのEF下10万ボルトZ確定耐え
→ドクロッグの採用理由。ガオガエン、ドーブルとループすることで相手の動きを縛る
-フェイント
→ゼルネアスの縛りを広げるため、タスキ持ちを落とすため
-どくづき
→一致技、カプ系、単草タイプに打つ技。
-けたぐり
→一致技、貴重なガオガエン2倍打点。
猫リレー枠。配分はとても綺麗だと思う。
久しぶりに使ってみた結果カイオーガの相方(ルナアーラやカミツルギ、無天候状態のガオガエン)に破壊されることが多く、カイオーガ側の対策に嵌っていた感があったのでオセアニア構築がここをアマージョにした理由がなんとなくわかった。見直しが必要だった枠。
カプ・コケコ@デンキZ
特性:エレキメイカー
146(4)-×-105-147(252)-95-200(252+)
H:残り
C:デンキZの負荷を上げるため振り切り
S:同速で負けるのは気持ち的に嫌だったので最速
-まもる
→紙耐久アタッカーなので即死させないため。
-ちょうはつ
→モロバレル、ドーブルを完封するため、ゼルネアスに積ませないため
→ガオガエンなどの猫要因とサイクルするため
-10万ボルト
→Z技用。命中威力安定技。雨を始動しないので雷は不採用。
ルナアーラが止められる構築に対し選出し、サイクルを回しつつZによる崩しを行う。
S130からのデンキZはやはり優秀で、伝説を片方選出しなくてもパワー不足を感じさせなかった。
対テキサスでゼルネアスをZ急所で飛ばしてくれたおかげで試合が非常に有利になった。
選出
・基本選出
先発:ゼルネアス+ドーブル
・対テキサス
先発:カプ・コケコ+ドーブル
後発:ゼルネアス+ガオガエン
・対しょーもな6
先発:ゼルネアス+ガオガエン
・対ソルガレオ
後発:カプ・コケコ+ガオガエン
きつかった構築
・トリックルーム構築(ルナオーガ、ディアオーガ)
あらかじめこう決めていたせいで基本選出を意識しすぎてしまい、実際に基本選出をするよりここに書いた対ソルガレオ選出をした方がよかった試合もあった。
負けた試合のうち半分がトリックルームだった。色有利のソルガレオは苦しくないが、ルナアーラに対し初手にゼルネアスを投げたパターンやディアルガ入りは立ち回りが難しかった。下手くそ過ぎた。
メインロム使用
構築経緯
・ルナゼルネやその他の構築を使用していてゼルネアスを通すことが勝ち筋としてわかりやすいと感じ、ゼルネアスの採用は確定とした。
・今回のルナゼルネやサンルールでのオーガゼルネの経験、別構築制作時にゼルネアスを採用した際感じたこととして、
①ガオガエンを相方で処理できたら楽
②カイオーガの前で無理やり積めなくはないが負担を減らしたい
③準備してしっかり立てて通す系の伝説はゼルネアスだけにした方が使いやすい(相方はサイクル性能が高い伝説にしたい)
これら3つのポイントが挙げられたので、これらを全て満たすポケモンとしてグラードンを選択。同時にグラゼルネ構築の模倣を開始。
・晴れにより性能上昇を見込めるガオガエン、ガオガエンと縦の補完、ゼルネアスと横の補完が良いモロバレルを採用して回してみた結果、かつてイベルタル入りを試していた時のメンツとほぼ一致し使いやすかったためこれで確定。
・ここまでではホウオウに完封されてしまうため打点であり余っていたZ枠としてカプ・コケコを採用。ここまでがいわゆる本ルールのBIG5と呼ばれるものであり、確かな強さがあった。
・ラスト1匹は模倣するにしてもファイアロー、ウルガモス、フシギバナ、ツンデツンデ等多彩で、テスト的にフシギバナを採用して回していた。
個別解説
グラードン@ピンチベリー
特性:日照り
204(228)-172(12)-161(4)-×-156(252+)-112(12)
H:4n
A:余り
D:167フシギバナの草結び確定耐え、222オーガの晴れ下潮吹き超低乱数2発(3.5%)
S:追い風下準速フェローチェ抜き
-まもる
→狙われるため。サイクルできるので1ターン生き残るアドが大きいため。
→火力を削いでいる分を補って圧力をかけるため。
-ほのおのパンチ
→岩技、吠える、炎Pどれもあまり打たないため無限に悩んでいたが、ランドロスに打点を持つためこの技に落ち着いた。
→グラードンの採用理由。命中不安だがフェアリーの補完が良く火力が高い一致範囲技として不可欠。
他人の試合やブログを見ていて「硬いグラードン強え!」と思い慎重HDを採用。ジオコン後のゼルネアスと並べるのが最も強いのでそれを意識した。
メタが激増し断崖の剣の通りがあまり良くなかったのでA補正にしてパーティに重力を入れても良かったかもしれない。
実際に強かったが対オーガは永遠の課題だった。
結果を残したグラードンは岩技持ちが多いように思えたが、自分のマッチングに岩技が必要だったかと言われるとそうでもなかったため結果的にこの技構成でよかったと思う。
ゼルネアス@パワフルハーブ
特性:せいめいのみち(フェアリーオーラ)
221(156)-×-123(60)-183(124+)-119(4)-140(164)
H:4n+1(謎)
C:臆病振り切りと同値
D:残り、183ゼルネアスの+2マジシャ乱数3発(77.8%)
S:最速ドーブル抜き
-まもる
→狙われるため。
-ジオコントロール
→採用理由。不可欠。
→高負荷全体技。不可欠。
→高威力単体一致技。ワイガ持ちの前で腐らないため。
構築の要。ジオコン押したがりなので基本的にモロバレルと並べていた。
グラゼルネの並びにプランが立っている構築やピンポメタに対する知識が薄く、ファイヤーに吠えられたときはスターバックスで発狂した。知ってたはずなのに...
ガオガエン@ピンチベリー
特性:スカーチャージ(威嚇)
196(204)-135-110-90(0-)-154(236+)-89(68)
調整はサブと同じ
→ゼルネアスが積む隙を作るため。
-とんぼがえり
→コケコ、グラードンとサイクルを回すため。
-バークアウト
→ルナアーラ、ゼルネアスに対しストッパーとなるため。
→晴れで強化されるため。
サンムーンどちらでも主役を張ったポケモン。困ったら選出するくらいには頼り切っていた。天候パである以上切りどころがむずかしく、早々に切ってしまうと相手の裏から出てくるポケモンを止められなくなることが多かった。
カプ・コケコ@デンキZ
特性:せんじんのまい(エレキメイカー)
146(4)-×-105-147(252)-95-200(252+)
調整はサブと同じ
-まもる
→即死回避、トリル等のターン調整。
-ちょうはつ
→モロバレル、ドーブルを完封するため、ゼルネアスに積ませないため
→ガオガエンなどの猫要因とサイクルするため
-10万ボルト
→Z技用。命中威力安定技。雨を始動しないので雷は不採用。
本構築の火力持ちであり、第2のエース。伝説が片方出せない代わりにコケコが通っている時はコケコベースで攻めることを考えた。ガオガエンとのサイクル相性もやはり良かった。挑発も打てば決まった。
しかし、S操作を決められると上からワンパンされるため腐ってしまう点が気になるポケモンだった。
モロバレル@バコウのみ
特性:再生力
221(252)-×-103(100)-105-132(156+)-31(0-)
H:振り切り
B:222グラードンの+1ダブルダメ断崖の剣確定耐え
D:177トルネロスの暴風Zバコウのみ込みで確定耐え
S:最遅
-キノコのほうし
→モロバレルの採用理由。ゼルネアスを介護するため。
-いかりのこな
→モロバレルの採用理由。ゼルネアスを介護するため。
→モロバレルの採用理由。相手のゼルネアスに対するストッパーとなるため。
→切りたくない枠。カイオーガ、グラードンに対する一致抜群打点。
無難に強かったポケモン。バコウのみも発動機会がかなりあった他、飛行タイプに突っ張ることが合法化されることがとても大きく、採用は正解だったと思う。しょーもな6のようにサンルールと大きく先述の変わらない構築には立ち回りやすかった。このポケモンがぱっと見刺さっている構築は多いが、不意Zで破壊してくるパターンが多く、考慮しきれなかった。
ファイアロー@ヒコウZ
特性:はやてのつばさ
155(12)-140(212+)-95(28)-×-90-178(252)
H:奇数
B:182テテフのPF下サイコショック確定耐え
D:余り
S:最速カミツルギ抜き
-ちょうはつ
→トリックルームや壁展開の阻害用。
-おいかぜ
→この構築唯一のS操作技。
→グラードンの日照りにより強化される一致技。カミツルギ等グラードンを縛ってくる鋼を縛るため。
→ファイアローの採用理由。ウルガモス、フシギバナに強く圧力がかかる。特性により先制で打てるZ技ベース。
今回の諸説of諸説枠。結局グラゼルネミラーは起こらず、この枠をこのポケモンにしてしまったために勝てる相手を減らしてしまった。
本来この枠はフシギバナで考えていたが、めざ炎が間に合わない、ねむりごなを採用するか迷う、ねむりごな採用の場合準速にするか最速にするかで悩み悩んで答えが出なかった結果、先に育成を終えたこのポケモンを採用することとなった。
パクリ元の採用理由を把握していなかったため、どんな構築に出すべきかも全くわからず、出した試合はヒコウZをテテフ後投げに止められ出オチしてしまった。(バナ引きは見えていたのでZ追い風を打つかギリギリまで迷った)
この枠はメタに対するメタを張る役割があり、グラゼルネで最も大切な枠だったということに気づかされた。威嚇を気にせずランドロスなどに打点があるホノオZウルガモスか、テキサスにあり得ん刺さるめざ氷フシギバナが正解だったと思う。
当日公開されたゲーム部動画のサムネを見てリザードンにすればよかったと思ってしまった。
この顔されたい。
選出
・基本選出
先発:ゼルネアス+モロバレル
・対テキサス
先発:カプ・コケコ+モロバレル
後発:ガオガエン+ゼルネアス
・BIG5+ウルガモス
後発:グラードン+ゼルネアス
・対オーガネクロ
先発:カプ・コケコ+ガオガエン
きつい構築
・浮いてる伝説+オーガ+避雷針
・霊獣ランドロス入り
メタに引っかかると勝てない構築であり、特にランドロスに隙を見せると無双されてしまうのがきつかった。
以下敬体
感想・反省
ルナゼルネは元々自分が馴染める構築ではなく、使うしかないと思ったときにはすでに諦めの気持ちがあったのが正直なところです。
グラゼルネに関してはルナオーガやディアオーガにランドロスが入るパターンが直前になって僕の目の前に現れ、ランドロス対策が薄い構築なので選出が非常に窮屈でした。
しかし、INC本番で相手のパーティと選出をメモし、終わった後感想をブログ等に記録することで構築の課題が見えたのは大きな収穫でした。多くの人は当たり前のようにやっていると思いますが、自分はノートにメモするのも三日坊主で終わってしまい、今回が初めてPCにメモしたところ最後まで続けられたので、今後も続けていこうと思います。
ウルトラルールですべきことは、
・まずシーズン開始前にあらかじめ構築を用意しておく
・シーズン開始前に個体を揃えておく
・シーズン開始後は週に20〜50戦はレーティングに潜る
・レーティングで今回のINCでしたように相手のパーティと選出をメモする
もしくは
・モチベがないなら参加しない
これに尽きるかなって思います。今はやる方向でいますが直前のモチベ次第なのでやらないと決めたらやらないで行こうかなって思います。